西和賀農業振興センター概要

 西和賀町は、平成17年11月に湯田町と沢内村が合併してできた町です。町を支える産業をどう振興していくのかが大きな課題となっていました。

 特に、地域の基幹産業のひとつである農業をどう活性化していくのか。農業に従事する方々の高齢化や後継者不足、米をはじめとする農産物の価格低迷、他の産地との競争激化にどう対応していくのか。

 そこで、地域自らオリジナル品種として開発し栽培を進めてきたリンドウの更なる取り組み強化を図ることにしました。強化のポイントは、オリジナル品種の開発強化と生産拡大につながる農家への重点的な支援です。 

 また、これまでの取り組みに加え、新たな考え方の下に、「開発」と「生産支援」に集中できる仕組みを作ることとし、特定非営利活動法人(NPO法人)として「西和賀農業振興センター」を設立することになりました。

 センターの役割はリンドウのオリジナル品種の開発力を高めることと、リンドウの生産拡大につながる農家への重点支援です。これまでは、任意組織である西和賀花卉振興協議会がその役割を担ってきましたが、これからは、法人である農業振興センターがその役割を担います。

 平成26年度からは、日本型直接支払い制度の創設に伴い、本町の地域の実情からして当該対策を積極的に活用し、地域農業の振興と農村の維持、更には次の世代によりよい農地づくりに努め価値ある農地として継承していくことが肝要であることから、農業振興センター内に新たに地域営農支援部門を設し、事務処理の代行・技術支援・情報提供等の受託支援を行っています。